スイッチング電源の入力端子の「L」と「N」とは?

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家電製品の電源コード

本来は電源コードの差込みプラグをコンセントに差込む方向がありますが、私たちが普段使っている家電製品の場合には逆に挿しこんでも問題なく使用できるようになっています。

オーディオ製品や液晶テレビのなかにはコンセントに挿し込む向きを指定されているものもあります。正しくコンセントに差込まないと性能が発揮できないのでメーカーが”わざわざ”指定しているのです。

見分け方としてはACコードに白い線や細かい文字が書いてある線をコンセントのN側(左側)接地側になるように差込みます。反対でも使えますが音質や画質が変わったりすることがあるようです。たぶん普通の人にはわからない微妙なレベルだと思います。正しい方向に電源コードの差込みプラグをコンセントに差込むことでノイズがコンセントのNアース側から大地へ抜けやすくなります。それで雑音が入らないとか音質がクリアになったりするそうです。

 

写真では見にくいですが、家にあるパナソニックのブルーレイレコーダーの電源コードには小さい文字がありました。そちらの線にある差込みプラグをコンセントのN側(長い方)に差込んでやればいいのですが、電源コードはブルーレイレコーダー本体から外せるようになっていて、そちら側は差込む向きはありませんでした。つまりコンセントに差込む方向性はなく、実際ブルーレイレコーダーの取説にも電源コードのプラグの差込む方向についての記載もありませんでした。

ただし、機種により電源コードのプラグをコンセントへ差込む向きが指定されている機器もあります。逆にしても使えますが機器側の電源を切ってもコンセントのN側(0V側)が切れるだけでL側(100V側)は電圧がかかったままになります。実際問題はないのでしょうが、微弱な電流が機器側に流れ続けることになりこの状態が1年、2年から数年続くとなると電気代のこともありますが機器の寿命など少なからず影響があるのではないでしょうか。一度自宅の電源コードの確認しておいたほうがいいと思います。

 

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スイッチング電源の「L」と「N」のつなぎ方

このコンセントのL側をスイッチング電源のL端子に、コンセントのN側をスイッチング電源のN端子に接続するように安全規格上決められています。メーカーのデータ採取もそのようにつないで測定していますので、反対につないで測定するとノイズの測定値は違ってきます。

スイッチング電源のL端子直後にはヒューズがあります。
電源内部がショート (ACラインとアースラインのショート)した場合、L端子直後のヒューズを溶断させて感電保護を行います。L側のヒューズを切るのはACラインのLが100Vだからです。

なお、L端子とN端子を逆に接続してもヒューズは切れますが、ACラインの非接地側(L)100Vが電源のN端子につながったまま(100Vが印可され微弱電流が流れる)になりますので危険です。

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