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IP

青い布に弾かれて水滴になっている

IP規格(防水・防塵規格)とは、IEC(国際電気標準化会議)によって定められた規格で、日本工業規格(JIS規格)でも採用されている電気製品の防水・防塵性能を表す規格のこと。IP+数字2桁で表されるこの指標は数字部分の1桁目が埃等の異物の侵入に対する保護の度合いを0から6の7段階で表示し、2桁目は水の浸入に対する保護の度合いを0から8の9段階で表示しています。

 

電源の防水試験は無通電状態で所定の時間水をかけ、そのあと電源に通電し定格電圧が出力されれば合格です。電源を分解し内部に浸水がないかどうかの確認はしません。防水性能は電源の「出荷時の性能」であり保証期間全体の防水性能を保証しているわけではありません。そのため、防水性能はあくまでも目安であり電源に水が直接当たらないようにするべきです。

また、IP試験は電源本体の防水性能を確認する試験です。電源以外のハーネスや圧着端子の試験ではありません。ハーネスや圧着端子の防水処理が甘く電源内へ水が入る不具合も報告されています。入出力線から浸水すると電源にとって致命的な事故、発煙や発火に至ることがありますので屋外で使う電源の場合は特に注意が必要です。

 

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