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MTBF

MTBF(Mean Time Between Failures)とは平均故障間隔といい、故障と故障間の動作時間(故障せずに動作する時間)の平均値です。

そもそもMTBFは「市場で稼働している製品の修理用に準備しておく部品数を決定するために考えられた数値です。

例えばある製品が市場で10,000台稼働しているとして100時間に故障するであろう台数を計算してみます。
10,000台×100時間=1,000,000
MTBFを50,000時間とすると
1,000,000÷50,000=20台になります。

つまりこの製品を100時間使う間に20台故障することを予想して、20台分の部品を用意しておくことになります。

 

MTBFの算出方法には3通りあります。

・部品ストレス解析法
・部品点数法
・フィールドMTBF

部品ストレス解析法は使用部品の受けるストレスから故障率個別に算出し集計したもので、すべての部品の故障率を算出しなければならず時間がかかります。
スイッチング電源は使用している部品やはんだ付け部分の故障率を計算しMTBFを算出します。

部品点数法は部品の種類ごとに故障率をあらかじめ決めておき、部品の種類ごとに個数をカウントして故障率を集計する方法で、簡易的にMTBFを計算できます。

実際の出荷製品のMTBFはフィールドMTBFといい、(出荷製品の総稼働時間)÷(故障率)で算出します。

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