PSEの「エル・イー・ディー・ランプ」と「エル・イー・ディー・電灯器具」とは?

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平成24年7月1日からPSEの「別表第二」に「エル・イー・ディー・ランプ」と「エル・イー・ディー・電灯器具」が追加されました。両方とも1W以上のものを対象にしていますので、それ以下のものはPSE非対象となり規制されません。
なお、平成24年7月1日以前に製造されたまたは在庫となっている製品は遡って適応されませんので対象外です。

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エル・イー・ディー・ランプとは

経産省のHPに「エル・イー・ディー・ランプ」の説明があります。

 

経産省/電気用品安全法の改正政省令の施行について

この「エル・イー・ディー・ランプ」とはいわゆる「LED電球」のことで蛍光灯型の直管LED蛍光灯や円形LED蛍光灯は対象ではありません。蛍光灯型の直管LED蛍光灯や円形LED蛍光灯がPSE非対象なのは電球型ではないからだそうです。また、口金が一つであることも記載されています。

 

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エル・イー・ディー・電灯器具

次に「エル・イー・ディー・電灯器具」の具体的な製品例は経産省のHPで公開されています。クリスマスのLED電飾やLEDの街路灯、LED照明付きのレンジフード、シーリングファンのLEDライトなどです。

経産省/対象非対称解釈一覧表

 

ここでややこしいのが「口出し線式直管形LEDランプ」があることです。そもそも「直管形LEDランプ」は最初に説明した通りPSE非対称のはすなのですが、口出し線がつくとPSE対象になります。
この口出し線式は既存の蛍光灯に置き換えて使うLED蛍光灯のようです。つまり、従来の蛍光灯に直管LED蛍光灯だけを変えて使うものです。多分事故が多発したからだと思います。

これ以外のLED照明は「エル・イー・ディー・ランプ」と「エル・イー・ディー・電灯器具」ではなく、以前からPSEに指定されていた電気用品になります。例えば、LED電気スタンドは「電気スタンド」に、LEDハンドランプは「ハンドランプ」に、LED庭園灯器具は「庭園灯器具」にLEDイルミネーション装置やLEDクリスマス電球は「装飾用電灯器具」です。

ただし、「エル・イー・ディー・電灯器具」の電源が照明筐体の外にありかつコネクタなどで簡単に電源を取り外せる構造になっている場合は電源のみ「直流電源装置」としてPSEの規制対象として、照明筐体部はDC入力になるのでPSE規制対象外になります。
→平成24年1月22日の「電気用品の範囲等の解釈について」の1ー(3)に記載されています。

ということは、電源が照明筐体の外にあってもコネクタで簡単に取り外せない構造になっているものは照明器具全体が「エル・イー・ディー・電灯器具」などの規制対象になります。

 

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