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スイッチング電源の入力端子の「L」と「N」とは?

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スイッチング電源の入力端子を見ると「AC」でなく「L」と「N」と記載されていますがどんな意味なのでしょうか?今まで特に気にしてなかったという方は是非お読みください。

コンセントのLとN

実は家やオフィスのコンセントにもLとNがあります。
安全規格上、電力会社から送られてくる商用電源の一方の電極は接地(アース)されています。
接地側をN(Neutralまたはニュートラル)、非接地側をL(Liveまたはライブ)と言います。コンセントのN端子は大地と同じ電圧なので0V、L端子は100Vです。

 

オフィスのコンセント

コンセントの左はN、右はL

今までコンセントの「L」と「N」を気にしたことはなかったのですが、オフィスのコンセントを見るとコンセントの穴の長さが違います。家のコンセントも同じです。上の写真では少しだけ左側の穴の長い方がN(接地側)、右側の短い方がL(非接地側)です。電圧で言うと左側のNが0V、右側のLが100Vになります。

このコンセントのL側をスイッチング電源のL端子に、コンセントのN側をスイッチング電源のN端子に接続するように安全規格上決められています。本来はコンセントはその挿しこむ方向がありますが、私たちが普段使っている家電製品の場合はコンセントを逆に挿しこんでも問題なく使用できるようになっています。

 

スイッチング電源の場合、L端子直後にヒューズがあります。
電源内部がショート (ACラインとアースラインのショート)した場合、L端子直後のヒューズを溶断させて感電保護を行います。L側のヒューズを切るのはACラインのLが100Vだからです。

なお、L端子とN端子を逆に接続してもヒューズは切れますが、ACラインの非接地側(L)100Vが電源のN端子につながったままになりますので危険です。

 

感電の保護規格

欧州の統一規格であるEN規格が感電に関する規格が国際規格になっています。そのENでは「EN61140」で感電に対する保護方法をクラスⅠ、クラスⅡ、クラスⅢの3つに分けています。
実際は搭載するトランスの種類によって感電の保護クラスが決まります。

クラスⅠ 機器
感電保護を基礎絶縁のみで保護します。基礎絶縁が破損した場合には危険電圧が加わる恐れのある導電部をアース接地するようにしています。スイッチング電源はこのクラスⅠ機器に属しトランスには保護接地できるアース端子があります。

クラスⅡ機器
基礎絶縁とは別に「付加絶縁(絶縁物の厚みを0.4mm確保した)」の二つで感電保護をする「二重絶縁」か、単一でこの二重絶縁以上の保護性能がある「強化絶縁」の安全対策を施している機器です。
クラスⅡのトランスは巻線を絶縁材で全て覆う必要があります。

クラスⅢ 機器
感電保護をSELV(Safty Extra-Low Voltate、安全超低電圧)回路であり機器内に危険電圧が存在しない機器。機器の中にDC60V以上の危険電圧が存在しません。

 

 

 

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