「接地」は、「アース」または「グランド」とい言います。電気機器の外箱(ケース)を地面と同じ電圧にするために地中に埋設した導体に接続します。記号は以下のように書きます。
電気機器の金属製のケースが絶縁物の劣化などで通電された状態になります。人がそのケースに触れると感電する危険性があるため安全上の目的で接地されます。
別の言い方をすると、接地は電子機器が漏電した場合人を通して電流が流れないように大地へ電流を流す経路をのことです。漏電した電気は人を経由して大地へ流れるよりも電子機器の筐体からアース線を経由して大地に流れる方が抵抗が小さい、つまり電流が流れやすいのでそちらへ流れます。
また、安全上の目的以外にも静電気防止や避雷針、雑音対策用など各種の障害防止を目的とする接地もあります。
実際の接地工事は直径2cm、長さ1.5mの銅製のアース棒を3本連結して地中に埋め込みます。4.5m地面に埋め込むことになります。地面の硬さ(層)により並列で打ち込む方法もあります。最後に埋め込むと家のアース線とつなげて土をかぶせて終了です。