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ノイズフィルタの効果のない取り付け方

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ノイズフィルタはACラインフィルタとも呼ばれます。電源の入力ラインに入ってくるノイズとスイッチング電源側から入力ラインへ戻る両方(双方向性)のノイズに効果があります。取付も簡単で即効性があるノイズフィルタですが、取り付け方によっては効果がなくなることがあります。

 

よくある効果のない取り付け方について説明します。

 

スイッチング電源の出力側(2次側)に取り付ける

 

ノイズフィルタはスイッチング電源の前段(1次側)に取り付けます。中には三層インバータ用の2次側に取り付けるタイプもありますが、基本はスイッチング電源の前段に取り付けます。当然、2次側に取り付けても効果はありません。

 

電子機器・装置から離して取り付ける

 

 

スイッチング電源の前段に取り付けたとしても、その距離が離れていては効果が半減します。上のマンガ絵ではノイズフィルタのあとの線材にノイズ源の輻射ノイズが空中から伝わり、伝導ノイズとして電線を伝わり電子機器・装置へ侵入します。せっかくノイズフィルタでノイズを減衰させているにもかかわらず、ノイズフィルタからスイッチング電源間の距離が長いと輻射ノイズに影響を受けます。

 

ノイズフィルタの入力線と出力線を近づけた配線

 

 

 

ノイズフィルタをスイッチング電源の前段に配置し機器内に設置していますが、機器内に他の部品や基板があるためノイズフィルタの出力線を入力線に近づけて配線しています。この場合も上と同じくせっかくノイズフィルタでノイズを減衰したにもかかわらず、ノイズフィルタの入力線が近いことでそこからの伝導ノイズの影響を受けてしまいます。

 

塗装された装置筐体にそのままビスで固定している

装置筐体が金属製とします。ノイズフィルタの取付穴(金属部分)と装置筐体はビスで固定します。ノイズフィルタがプラスチック製の場合はFGを装置筐体とつなげます。しかし、ビスでしっかり固定していると思っても、装置筐体が塗装されている場合は絶縁されたままになっています。

その場合は装置筐体の塗装を剥がしてロックワッシャー(菊座金)を使って接触抵抗が低くなるように固定することが重要です。
ロックワッシャー(菊座金)は電気製品や自動車部品のアース接続用によく使われています。

 

 

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