産業ロボットがアベノミクスで規制解除!

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産業用ロボット

 

人間のかわりに作業を行う産業用ロボットの中でもっとも多く利用されているのが、製造現場向けの産業用ロボットです。よくTVなどで目にするのが柵に囲まれた中で稼働している自動車工場の塗装ロボットです。製造ラインの脇に数台のロボットが柵の中で整然と並べられて作業をしています。当然柵内には人はいません。

 

産業用ロボットの運転中に作業員がロボットと接触して危険が発生する可能性がある場合、安全柵や囲いを設ける必要があります。
しかし、2013年12月のアベノミクス規制緩和により、「ロボットメーカー、ユーザーが国際標準化機構(ISO)の定める産業用ロボットの規格に準じた措置を講じる」などの条件を満たせば、80W以上の産業用ロボットでも人と同じ作業スペースで働くことが可能となりました。(80W未満のものはロボット扱いではなく特別規制はありません。)この80Wはモーターの出力ワッテージのことを言いますので、スイッチング電源は効率80%とすると100W程度の電源になります。

 

 従来は柵の設置やスペースの確保などでロボットの設置に非常に大きな手間や負担が発生していたのがこれらを軽減でき、より省スペースでフレキシブルな生産ラインを実現できるようになりました。

 協業ロボットの腕部はウレタンなどの柔らかい素材でできており、人が接触するとセンサーが感知し停止するようになっています。特に電子部品メーカーやスイッチング電源メーカーなどのアッセンブリメーカーにとって双碗ロボットは人の手の動きに似ていますので導入しやくなっています。

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協働ロボット

産業用ロボットメーカーは各社色々な製品を出していますが、その中でも川崎重工製の人共存型双碗スカラロボット「duAro」は価格も安いモデルだと300万円程度で入力設備とソフト開発費用を入れても700~800万円ですみます。従来のロボットだと腕が1本で同じくらいかかりますしそれが双碗でとなるとコストメリットはかなりあります。

 また、この「duAro」は下にコントロールボックスや入力部が入った台車になっています。簡単に移動できます。ちょうど人と同じくらいのスペースですので、製造ラインにどこでも配置できます。

 川崎重工によるとこの「duAro」は80機種あるロボットの中でも今までにないスピードで売れているとのことです。確かに少子高齢化による労働力の補填や高齢者のサポートとして、人件費削減は中国をはじめ人件費の高騰により自動化が求められています。もう4~ 5年もすると電源メーカーの生産ラインは人よりロボットの方が多いのかもしれません。

出典元:川崎重工製の人共存型双碗スカラロボット「duAro」

 

 

全メーカーのスイッチング電源を一括検索できます。

納期遅れによる代替え機種検索に!

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