実効値は一般的には交流の実効値で使い「直流と同等の効果を持つような値」です。
交流の最高電圧を√2で割った値が実効値です。
以下は実効値の考え方の意味をわかりやすく説明します。
式ではV=V0sinωt、I=I0sinωtと表します。
V0とI0はそれぞれ電圧と電流の最大値、ω(オメガ)は角速度、tは時間[s]です。
角速度は1秒あたりのすすむ角度を言います。ω=θ/t[rad/s] θはシータと読み単位はrad(ラジアン)です。
交流は時間により電圧・電流値が変わります。例えば電球を光らせた時に明るさが明るくなったり暗くなったりします。実際には人の目ではわからない周期で変化していますから電球の明るさが変化していることはわかりません。
それで一般の人がわかるように交流の大きさを表す方法がないかと考えたところ、電球に交流を流した時の明るさと同じ明るさの直流電圧で表すことを考えました。つまり交流電圧(最大値I0が141V)と同じ仕事(明るさ)をする直流電圧は何Vかを求めることにしました。
Ve=I0/√2 電圧Vの実効値をVeと記載
√2で割った値、つまり電圧の最大値141Vを√2 で割った値、100Vを実効値として平均値とは区別して表わします。
反対に実効値100Vの最大値を知りたい時は√2をかければいいことになります。