不特定多数のユーザーに販売することを前提に各電源メーカーがマーケティングして開発した電源。カタログ電源ともいい電源の仕様から形状、価格まで電源メーカーに主導権があります。標準電源は特注電源と比べると仕様・形状面では及ばないものの開発費と開発期間不要、市場実績や信頼性、安全規格も取得済、1台から購入可能、市場での入手性などから産業用装置に搭載されることが多いです。
産業用機器・装置のライフサイクルは民生品に比べて圧倒的に長く、5年10年、20年も珍しくありません。一度採用されると毎月電源が売れ続けることになり、これが標準電源メーカーが費用をかけて電源を開発してもペイするのです。
また、標準電源は毎週、毎月電源を製造するので品質も安定し、不特定多数のユーザーが様々な使い方をするので市場実績もつきやすい製品です。