静電気放電(ESD)

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静電気放電のESDはElectro-Static Dischargeの略です。

冬の乾燥した日に金属製のドアノブに触ると「パチッ」と音がして火花が飛んだ経験は誰でもあると思います。ヒトの体は個人差はあるもののかなりの電気を帯びる性質があり、それもm数百Vから数千Vに帯電しても何も感じないそうです。

この高電圧パルスが人が触れた電子機器内部に侵入し、IC回路の誤作動や破壊を引き起こすのは容易に理解できます。例えばパソコンのUSBメモリやコネクタを抜き差しする時やボタンを入り切りする時、基板にコネクタを抜き差しする時などです。

これらを防止するにはESDの抑制や除去を行う対策部品を設置する必要があります。電子機器メーカーの現場では当たり前ですが、作業者は静電気を逃すためのバンドを腕に巻いてアースに接続しています。また作業台や床面にアースとつながった放電エリアがあり、作業者は常にここに触れて静電気を体から逃がしています。

 

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