スイッチング電源の基本【初級編】回路と理論抜きでわかりやすく解説

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仕様書のここだけは見れるように

基本項目

 

仕様書にはたくさんの項目があり、どこを見ればいいのかわからない人も多いと思います。

言い出せば見た方がいい項目は他にもあるのですが、最低限見るのは下の4項目です。

入力電圧範囲
・定格出力電圧
・最大出力電流
・動作(使用)温度 

この中の「動作(使用)温度」は重要です。電源の周囲温度によって使える負荷率(%)を表しています。
負荷率が高いほどいいのですが、周囲温度50℃時負荷率80%を目安に選ぶといいと思います。

実際仕様書には以下のように動作温度が表記されます。
「-10〜+60(-10〜+40℃:100%、+50℃:80%、+60℃:60%」
この例では周囲温度-10℃から+40℃までは負荷率100%、50℃では80%、60℃では60%で使えるという意味です。

また仕様書のスタイルは各電源メーカーにより違いますので、これは慣れるしかないです。

当サイトの検索機能を使うと各電源メーカーの仕様書を確認する必要はなく簡単に周囲温度50℃での負荷率が分かります。

*詳細は「スイッチング電源の検索ガイド【検索の使い方とコツをわかりやすく解説】」をご覧ください。

直列接続と並列接続

よく聞かれるひとつに電源の直列接続と並列接続があります。
電圧値を上げるのは直列運転で電流値を上げるのは並列運転です。

電源は直列接続できますが、並列接続は出来るものと出来ないものがあるので仕様書で確認してください。マルチ出力電源は直列・並列接続はできません。

なお、別の記事で直列接続と並列接続方法を説明していますのでご覧ください。

内容は以上となります。お読みいただきありがとうございました。

スイッチング電源を選ぶ時に重要な「4つの基本仕様」
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